フィンランド発

伸び伸びになっていたサーレライネン・マルコ氏のご自宅を訪ねました。
彼は世界最大のログハウスメーカー『HONKA』の一族であり、日本法人の代表です。

『人が幸福であり続けるために家は何をするべきか
素材、加工、設計、そしてデザイン、雰囲気、佇まい
家を構成するすべてにFinland Humanityが宿る家。』
それがホンカのコンセプト。


僕には何より、住み心地を優先に考えた素材や設計が魅力でした。
正直ログハウスはフォルムが弱いと感じていたので
今日はどこまで自由設計の底力があるか、そこに重点をおいて来ました。
それには代表の御宅を拝見するのが1番だと思っていました。
モデルルームでは実際の生活感が無いのでイメージしにくいのですが
こうして住まわれている空間に触れられるチャンスはなかなかありません。
しかも、代表のマルコ氏の家なら最高のモデルになっているはずです。
しかし予想ははるかに越え、これがログハウス?と絶句する心を止められませんでした。
フィンランドは北欧の幸福先進国と聞きそれも納得。
シンプルで気持ちのいいエントランスアプローチ、広い開口部
スクエアを並べ部屋を構成しているためスッキリとたレイアウトになっている。
そして部屋のいたるところに家族の写真。
女性が家事をしやすい水周りのデザイン。
ログハウスと言うにはあまりにも緻密な作りで僕の概念がいっぺんにくつがえされた。


『デザインは人を幸福にする。』
国や事業規模は違いますがデザイン力をビジネスの推進力にしている点については
全く同感です。