日本です。「明けましておめでとうございます』

1月2日、日本に帰ってきました。
あまりにもお寿司が食べたいので羽田から築地に直行!


さて、今回のフランスは今年建築予定の建物やカフェの設備品、インテリア
雑貨の仕入れとイメージ作りが主な目的だったのですが
歴史ある美しい街並み、自然の中の素朴な暮らしそして
出会った人々の心づかいや生き方に触れる中で
それは今の自分自身を見つめ直す旅へとなっていきました。
下の地図は今回周った場所です。全部で1200キロ程、ウロウロして1300キロ程走りました。


結論
日本で盛んに“リノベーション”と言って古いアパートやマンションを
若い人達に向けて思い切りチェンジして価値をあげるやり方が流行ってきていますが
ヨーロッパにいるとなんかリノベーションを進めましょう!と言っていた自分がとても
ちっぽけなものに見えてきてはずかしくなりました。
『進める』のでは足りなくて
『もっと再生する事に慣れる!』なのではないでしょうか?
新築を建てる時はリノベーションも視野に入れてつくるべきだし
古くなればなるほど味になる素材をもっと取り入れて
オーナーの資産を豊かにする。それが僕の仕事なんだと。
簡単ではないことは分かってます。しかし、分かってしまったことは変えられません。


より長持ちするものを安く出来るように“工夫する”と言うことが
デザイン”と言う枠意外に入って来た新たなカテゴリーです。
似たような言葉かもしれませんが、全然違うんです。
きっと僕の中で大切な物は何か?って問えるようになれたのだと思うんです。
もっと自然に…。もっと自由に…。


勝海舟はかつて「出処進退は自分で決めるもの
評価は人が勝手にするもの俺の知ったことか」と言っています。
幕末から明治を生き抜いた勝海舟ならではの言葉
少々乱暴な言い方ですが、“自分で決めて自分を生きろ”と言っているのだと思います。

フランスの旅を経て僕が得た結論です。


いい先生に沢山出逢った旅でした。
新年の振る舞い酒を一杯いただきます。朝の築地市場より

日本食に優る食文化はないと思います。

玉子焼きに海苔を巻くこの一手間が嬉しい!