たった一人がはじめた街、静岡・池田の森

お昼ご飯を食べながら雑誌『ソトコト』の9月号を見ていたら
僕が今考えている企画にあまりにも似ていたので
どうしてもこの場所を見たくなり、静岡へと車を走らせました。
アポもとらずに出てきてしまったので
途中でここの開発者の漆畑さんに電話してみました。
突然の電話にもかかわらず、「気をつけてお越しください」と 言ってくださいました。

この『池田の森』は約1万3千平方メートル
街の中心にある300坪の農園の周りに全35戸の戸建住宅、オフィス・アトリエ棟
ベーカリーカフェ、女性服セレクトショップなどを配したエコタウン
そしてこの街、20年近い歳月をかけ企画から許認可取得そして販売までを
漆畑さん一人で手がけている。
と紹介されていたのでどんなアプローチが待っているかと楽しみにしていました。


午後5時到着、入り口に立った僕の印象は“やられた…。”
良い意味で裏切られました。
そこには主張する事のない緑豊かな優しいランドスケープデザインの
街づくりが出来上がっていたのです。
農園を中心にした事でコミュニティーの場も出来ていたり
田んぼが子供達の時間を忘れさせる遊び場になっていたり…
僕の心は「やれば出来るんだ!」という、うれしい気持ちに満たされました。